効果的な3つの待機アクション

アクションの完了をチェックせず投げっぱなしにして次のアクションに移ってしまいフローが正常に進まなくなることがある。その場合は適切に待機のアクションを設定する必要がある。特に効果的で使い勝手がよい待機のアクションは以下の3つ。なお、待機をはさむ代わりにエラーとなりがちなアクション自体にエラー発生時処理を設定するという方法も非常に効果的であるがそれはまた次回。

1. ウィンドウ コンテンツを待機する

パラメーター「ウィンドウが次の状態になるまで待機」の「テキストを含む」が特に使い勝手がよい。なんらかのアクションのあとに画面に必ず表示されるテキストを見つけてパラメーター「テキスト」に設定しておくと確実にフローが進むので吉。

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2. 画像を待機

上記ひとつめと同様になんらかのアクションのあとに画面に必ず表示される画像を撮って設定しておくと吉。

(2021/11/24追記)最近のChromeのアップデートにフォント表示不具合がありフォントが以前と大きく異っている。そのため画像待機で設定した画像が見つからないことが多発した。ブラウザーとウェブサイトを相手にしていると画像が変化するケースが意外と多いと思ったので、画像待機は積極的に使わないほうが吉かもしれない。

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3. ウィンドウを待機する

目的のウィンドウを特定させたうえでパラメーター「ウィンドウが次の状態になるまで待機」を「開く」にしておくと完全にウィンドウが開いたかどうかチェックしてくれるので吉。

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(補足)アクション「Wait」

シンプルに指定した秒数だけ待つという禁断のアクションである。PC上の処理の状況をチェックするわけでもなくロジカルなフローとならないのでできれば避けたい。しかし簡易的に一時的に無性に設定したくなる場面も多い。

例えば自動文字入力の直後にスクリーンショットを取得する場面。文字入力はPCの処理と比較して桁違いに遅いためスプールされており、スプール待ちで文字入力し切らないうちに次のアクションのスクリーンショットが取られてしまうことがある。そのような文字入力スプール待ちなどの1秒以内に完了することが明確な場合のみギリギリ使用OKとします。

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