変数のヒント

リスト変数から値を取り出すにはIndex関数(Power Fxフロー対象✅)

リスト変数からひとつの値を取り出したいとき、従来のRobinのみフローでは例えば「List[2]」 のように角カッコとその中の数字で位置を指定して取得できたのだが、Power Fxフローでは利用できない。Power FxフローではIndex関数を使う。 例えば「テキストの解…

改行などの特殊文字を関数で入力(Power Fxフロー対象✅)

Power Fxフロー上で改行を利用する際にはChar関数を使うとよい。 従来のRobinのみのフローでは、改行コードを作成するテクニックを使って改行を変数に格納するためだけのアクションを作る必要があった。ひとつのアクションだけで実現できるものの、改行を作…

文字列をつなげる(Power Fxフロー対象✅)

Power Fxフローで文字列をつなげるには「&」(アンド)と「""」(ダブルクオーテーション)を使う。 リテラルはダブルクオーテーションではさむ。Power Fxフローでは変数は「%」はつけずにそのまま変数名を書く。 ="こんにちは" & var1 & var2

ファイルパスを指定する際の推奨(Power Fxフロー対象✅)

ファイルパスを指定するときは、ひとつ手間であるがそれ専用の変数を作成してファイルパスを記述しておき、フロー内でその変数を利用することを強く強く推奨する。 各アクションに直接書いてしまうと、ファイルパスが変わったときに影響のあるアクションを検…

カスタムフォームで入力した値を取得する(Power Fxフロー対象✅)

カスタムフォームで入力した値を取得するには、カスタムフォームデザイナーで自分で設定した「ID」を、変数名とドットでつないで以下のように書く。 =CustomFormData.myid 例: 「ID」を「pagedown」にした。 値を取得するには変数名とIDをドットでつなぐ =C…

Power Fxでのキーの送信(Power Fxフロー対象✅)

「キーの送信」はキーボードの入力を画面上に送信する便利なアクションだ。Power Fxのフローの場合の「キーの送信」が非常にトリッキーなことになっていたので、記載方法がわかるまでにかなり時間を要した。なにしろ公式文書が存在しないもので。Power Fxは…

リスト変数が復活!(Power Fxフロー対象✅)

Power Fxのフローでは少し前の2024年8月くらいのバージョンまではリスト変数に関するアクションが全く存在しなかった。先日にPower Automate Desktopをアップデートしてふとアクション一覧を見たところ、リスト変数やデータテーブルに関するアクションが利用…

正規表現に変数を使う(Power Fxフロー対象✅)

アクション「テキストの解析」などにおいて、正規表現を指定することで各種文字列を対象に柔軟にかつ高速に検索することができる。ときおり、フローのなかで状況により変わる値があり、これを正規表現のなかに含めて検索したいことがある。 しかし正規表現の…

イコールを入力しないで変数を表現する(Power Fxフロー対象✅)

Power Fxのフローで値を入力する際は、原則として先頭に「=」(イコール)を入力する。変数は変数名をそのまま書けば認識される。従来のRobinのみフローでは%で囲う必要があったのだがもう気にしなくて良い。 =logfile_location 一方で先頭の「=」(イコール…

意外と使いづらいデータテーブル

フローの処理のなかで一時的にテキストや数値を格納しておくために自分で変数を定義することが通常だ。多くの場合、単一の値を格納する変数か、または複数行を格納できるリスト変数を定義することと思う。もうひとつ、さらにリスト変数よりも次元がひとつ増…

正規表現でAND(かつ)を入力して複数条件で検索

よく使う正規表現のひとつ。テキスト内に複数の文字列がすべて含まれているかどうか確認したいときがある。その場合は以下のように入力する。 ^(?=.*%Var1%)(?=.*%Var2%) とくに工夫せず標準的にアクションを使う場合、複数条件を満たすことを検査するために…

改行テキストがリストに変換できない!?

改行が含まれるテキストをリストに変換することができる。アクション「テキストの分割」で「新しい行」を区切り文字に指定すればよい。 一方、改行の入れ方によってはこれが機能しないことがある。例えば以前にご紹介した改行文字を格納した変数を使うとなぜ…

変数にデータを蓄積していく2つの方法

処理を実行するとその結果が変数に保存されるアクションがある。ループなどを使ってアクションを繰り返して変数にデータを格納していく場面を考える。アクションの結果を保存する変数がひとつの同じものなのであれば、その変数にはループで最後に実行した結…

リスト内の値を指定する

リスト変数の中の特定の一行を指定するときは次のようにリスト変数に続けて角括弧で数値を入力する。角括弧内の数値がリスト内の行番号を示す。 %List[0]% リスト変数Listのなかみ 一番最初の行をとりだす リスト変数のなかみを確認すると明らかであるがリス…

リストを作成する2つの方法

変数にはいろいろなタイプがあり、そのうちリスト変数は各種アクションを効率よく処理するのに便利でよく使うタイプの変数だ。リストは次のような方法で作成できる。 1. 「新しいリストの作成」と「項目をリストに追加」 上記を実行すると右ペインのフロー関…

正規表現でタブを表す

よく使う正規表現のひとつ。タブを表すには以下のように入力する。 \t エクセルのテーブルをコピーしてクリップボードテキストを取得した際などに区切り文字としてタブが含まれてくる。そのような場合にテキストの置換や情報の取得に使うことがある。 クリッ…

正規表現でOR(または)を入力して複数検索

アクション「テキストを置換する」等で正規表現を使って複数の条件で検索することができる。正規表現では縦棒「|」がOR(または)を表現するのでこれを使う。アクション「テキストを置換する」の「検索と置換に正規表現を使う」をオンにして「検索するテキス…

改行を変数に格納して便利につかう

改行を変数に格納しておくと便利なことがある。ダイアログボックスのメッセージで文章を整えるために使ったり、改行を含むテキストの編集に使ったりできる。改行を変数に格納するには以下のようにアクションを2つ実行する。 1. アクション「テキストに行を…

一行のIFで複数条件を検査する

アクション「If」により条件に応じた処理を実行できる。アクション「If」のパラメーター設定画面を見ると最初のオペランドと2番目のオペランドを指定するようになっている。2つの値を比較することしかできないように見えるが実は以下のように複数条件を設定…

正規表現でアスタリスク(ワイルドカード)

良く使う正規表現のひとつ。任意の文字列を表すときは以下のようにピリオドとアスタリスクを入力する。 .* アスタリスクだけ「*」を入力しても思ったようにワイルドカード的に動かなくて少し迷ったのでメモ。ピリオドが任意の1文字を表しており、直後のアス…

パラメーター '初期 URL': 構文エラーです。

アクション: 新しい Chrome を起動する 、や 新しい Microsoft Edge を起動する 等にてアクセスしたいURLを入力した際に「パラメーター '初期 URL': 構文エラーです。」というエラーとなることがある。これはもちろんURLの中に不正な文字が含まれていること…

正規表現で数字を検索する

良く使う正規表現のひとつ。任意の半角の数字を検索する場合は以下のように入力する。「+」は直前の文字の1回以上の繰り返しを意味するので0~9の数字が何桁であってもマッチできる。 [0-9]+ (2021/12/20追記) なお数字の個数を指定するには以下のように「…

文字なし(null)を指定する

文字なし(null)は以下のように表現する。 %''% テキスト中に改行やスペースなどの特殊文字があり、後続処理に使うためにそれを削除したい場合などに使える。以下はテキスト中のすべての「/」を削除する例。文字なし(null)なので「置き換え先のテキスト」…