PythonスクリプトとPowerShellスクリプト
Power Automate DesktopでPythonスクリプトとPowerShellスクリプトを実行することができる。これによりPower Automate Desktopの標準的なアクションでは行数がかさむ、あるいは不可能な処理をフロー内に含めて実行することができる。
Power Automate DesktopのPythonスクリプトで実行されるものはIron Pythonとなっている。別途インストールするもの、例えばWebサイトの解析等で使われるBeautifulsoupなどは恐らく実行できないと思われる。ということでPythonをフル活用するのでなくちょっとしたテキストの処理等を実施することが主な使い方となるかと思う。本格的にフル活用したければPythonを別途で使えば良く、そもそもノーコードまたはローコードで実現できるRPAというコンセプトなのでなるべくコーディングしたくない。
ちょっとしたテキストの処理には最適で、スクリプト実行の一行(一つのアクション)で少し複雑な処理ができ、フロー上とてもスッキリとするのでそこが良い。Pythonでは苦手な処理がPowerShellでは得意で標準関数だったりするので、どちらかに固執する必要もないのでスッキリさせられる方法を選ぼう。
Power Automate Desktopでやると例えば文字列の置換が一行、テキストの一部を取得で一行、新規リストを作って一行、リストにデータを追加で一行、ループはループ始まりと終わりで二行など、目的が見えにくい乱雑な感じで複数行のアクションをフロー内に入れることとなる。スクリプトならアクションの中に複数行のコードがあってもフロー上は一行だけとなりうつくしい。
今改めて上に貼ったスクリーンショットをよくみるとJavaScriptとVBScriptも使えるらしいことがわかった。個人的によく知らない言語のためこのアクションは使ったことが無い。もし馴染みがあれば同様に便利に使えると思われるので馴染みのあるものでぜひ。
Pythonスクリプト画面イメージ。入力ボックスにコードを書く。%で囲ってPower Automate Desktop上の変数を入力したり出力したりできる。
PowerShellスクリプト画面イメージ。必要な機能がなかったらウェブを検索してコードを拝借しましょう!