デスクトップフロー間のやりとり

デスクトップフローを別のデスクトップフローから呼び出すことができる。また必要におうじてデスクトップフローに変数を渡したり、呼び出したデスクトップフローの処理後に出力する変数を呼び出しもとが受け取ることもできる。そんなデスクトップフロー間のやりとりは以下のような流れで設定する。

 

ステップ1. 呼び出される側のフローに入出力変数を定義し、保存する。

保存していないと次のステップ2.で呼び出したときに変数がでてこなくてわからなくなったりするので保存をお忘れなく。

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なおここで定義する変数は他でもないこのフローにおいて使うローカルな変数であり、グローバル変数とかでは全然ないので変数名はなんでもよい。意味合いがわかる感じであれば十分だ。

変数名と外部名は混乱を減らすために一旦同じにするのがオススメ。ちなみに少し前のバージョンでは、なんと外部名に「_」(アンダースコア)を含められなかったのでちょっと面倒だったことがある。いまのバージョンでは大丈夫なので、悔しさを投げつけるかのようにたくさんアンダースコアをいれてみた。

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ステップ2. 呼び出しもとのフローでRun Desktop Flowのアクションを追加して、呼び出すデスクトップフローを選択する。

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ステップ3. 呼び出しもとのフローが渡す変数と、呼び出されたフロー実行後に呼び出しもとのフローが受け取る変数を指定する。

ステップ1.で定義したものがここで表示されてくる。入力変数New_________Inputの右のボックスに入れるものは「テスト」というフローにわたすもの。生成された変数NewOutputは「テスト」というフロー実行後に返ってくるもの。トグルスイッチを押して生成された変数をもらわない設定もできる。これら2つの設定する変数は、呼び出しもとのフロー上において足したり引いたりかけたり割ったりして使う、呼び出しもとフロー上のローカルな変数であることを改めて確認しておきたい。

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このようなデスクトップフロー間の受け渡しができる変数は、おそらくテキスト形式の変数のみであると思う。フロー内で色々と処理して作成したリスト変数を、そのままリストのまま受け渡すことはできないのである。そう、それはすなわち改行との真剣勝負が始まることを意味するのである。つづく