デスクトップフローの実行がなかった

Run desktop flow(デスクトップフローの実行)はフローの中から別のフローを呼び出すことができる。フローを構築する上でなくてはならないアクションの一つである。Run desktop flowはかつては存在しなかったが、少しまえ(2021年8月?)くらいのバージョンで追加となった。これはメンテナンス性、拡張性、ロジック整合性などを飛躍的に向上させるアップデートであった。

左ペインのアクション一覧にてひときわ輝くRun desktop flow

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Run desktop flowのようなフロー間の処理ができないか、その機能がなかった当時に調べたところ、Power Automate DesktopではなくPower Automateでは可能であるようだった。しかし有料であったため、手軽に始められることを主眼にしていることからその方針は避け、別の道を探したが見当たらなかった。なお、みなさまはそのような場合は迷わずに有料の機能を購入されることをおすすめする。無料を探しまわって失ってしまう時間のほうが価値が常に高いからである。

かつては特定の機能を持つ使い回せるフローの一部(一連の複数のアクション)をコピーして別のフローに貼り付けて、を繰り返していた。そして当然その特定の機能に変更を加える必要が発生してしまうと、貼り付けたフローをすべて開いてすべて編集(または消してコピー)。これがとても面倒。ペーストした先のフローがたくさんあると大変。しかも微妙に変数名が異っていたりでその修正も必要であった。また、使いまわしでペーストした先のフローがどれだったか認識しているものがこれで全てだったかわからなくなったりで散々な目に合う。設計書等々は作らず手軽に始めているが、フローが多くなるとそのスタートの手軽さが仇となったりする。どの程度計画や準備に時間をかけるべきか悩ましいところである。