正規表現でアスタリスク(ワイルドカード)
良く使う正規表現のひとつ。任意の文字列を表すときは以下のようにピリオドとアスタリスクを入力する。
.*
アスタリスクだけ「*」を入力しても思ったようにワイルドカード的に動かなくて少し迷ったのでメモ。ピリオドが任意の1文字を表しており、直後のアスタリスクによりそのピリオドが任意の長さ続いていることを表わしている。
以下実際に使っているフロー中にあったアクションの例。全角括弧から始まって任意の文字列が続いて最後に全角括弧閉じとなっているテキストを検索し、それを%''%(空の文字)に置換して削除している。括弧書きなんて弱気なものはいらない。括弧の外で正々堂々と伝えよう。という思いをよく表現するテキスト置換アクションである。
フローはどこに保存されているのか
作成したフローはOneDriveに保存されている。ブラウザーでMicrosoft OneDriveにアクセスしてMicrosoftのアカウントでログインして確認できる。
自分のファイル>アプリ>Power Automate Desktop For Windows にファイルが格納されておりこれが各フローの本体である。拡張子がないファイルと拡張子がmetaのファイルがセットで一つのフローとなる。
本体のファイルさえわかれば適宜ダウンロードしてバックアップしたりどこか別のPower Automate Desktopの環境に移動したりできるだろう、と思ったのだが残念ながらそのような操作は困難であるようである。以下のテストを実行したが敢えなく失敗した:
1. OneDrive上のファイルの更新日とPower Automate Desktop上のフローの更新日を比較することにより、テスト用に作ったフローに該当するファイルのセットを特定する
「テスト」というフローを更新したらOneDrive上のファイルのセットも数秒で更新された。この48bfなんとかっていうファイルが「テスト」のフローに違いない。
2. 1.で特定したファイルのセットをダウンロードする
OneDriveからすぐにダウンロードできた。
3. Power Automate Desktop上でテスト用に作ったフローを削除する
「テスト」のフローを削除したらOneDrive上から先程のファイル2つが数秒で消えた。
4. OneDriveに2.でダウンロードしたファイルのセットをアップロードする
ダウンロードしたファイルをアップロード
しかし「テスト」のフローは表示されず失敗。アップロード後にPower Automate Desktopを再起動したり時間をおいたりしたが変化しなかった。
このようにファイルだけを扱って簡単に移動したりはできないみたいなので基本的にはこれらのファイルを直接参照したり操作したりはしないものと思ったほうが良いだろう。一方、このファイルのBase64テキストを復号してPackageに格納されているzipファイルを取り出すことが可能でその中に各フローで作ったRobinのコードがある。そのため念のためのバックアップとして利用は可能と思われる。自分の中でクラウドストレージに疑念が生じたときや誤って削除したときのためにダウンロードしておいてもよいかもしれない。
フローが突然消えた!?
フローが突然きえたことがありますか。なければ幸いです。もしあればこの記事が参考になるかもしれません。結論から言うとおそらく消えていませんのでご安心を。
フロー数か容量なのか明確ではないがフローをすごくたくさんつくってなんらかの上限に達すると「自分のフロー」(フローの一覧)から古いフローがこつ然と消えてしまうことがある。容量が小さくても新しいフローを作成し保存したタイミングでこつ然と消える経験があったのでおそらくフロー数に上限があると思われる。「また消えやがった!」と叫んでマウスをぶん投げる衝動を抑えながらフローを作り直したことが3回ほどあった。しかし実はあわてて再作成する必要は無いことがのちにわかった。
もし消えてしまったら、削除しても良いフローをいくつか削除し、Power Automate Desktopをコンソールを閉じるだけでなく完全に終了し再度起動すると復活する。ひとつかふたつ消せば復活するときもあれば、経験した中では8個ほど消してやっと復活したこともあった。本当に消えてしまったのではなく表示されなくなっただけの状況であるとおもう。当然自暴自棄になるなどで自ら削除をしていたらこの限りではない。
今フローの個数を数えたら97個あった。上限は99個?最近は発生しておらず発生条件は不明